上値余地を探る動き、157.80以下で終えた場合は下値リスクが点灯
東京休場の昨日の海外市場ではユーロ圏PMIが製造業、非製造業ともに市場予想を大幅に下回ったことからユーロ売りとなり、ユーロ/円は160円台後半から159円台前半まで急落しました。しかし、NY市場に入ると、シカゴ連銀全米活動指数が予想に反してプラスに転じたことや、サービス業PMIも予想を上回ったことから長期金利が上昇し、ドル/円を中心にドルが買い戻されて、ユーロ/円も160円台半ばまで反発しました。しかし、FRB高官によるハト派的な発言で金利が緩むとドル/円が売られ、これに連れてユーロ/円も159円台半ばに押し戻されて引けています。
チャートを見ると、直近の日足は陰線引けとなり、前日の上げ幅をほぼ失った形となりました。単体では下値リスクがやや高いものですが、9/16に付けた155.15を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、反発に転ずる可能性を残した状態です。短期トレンドは上値トライの流れを変えていませんが、159円台を割り込んで終えた場合は、日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。さらに157.80以下で終えた場合は上値を切り下げる流れに再び入り込んで下値リスクが点灯します。上値抵抗は160.20-30,160.70-80,161.20-30,161.60-70に、下値抵抗は159.00-10,158.20-30,157.90-00にあります。
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