トルコの第2四半期GDP前年同期比+3.1%
予想を大きく下回ったGDP
トルコ統計局はトルコの第2四半期GDPが前年同期比+3.1%になったと発表しました。
これは事前予想の平均+3.7%を下回り、また第1四半期の+4.7%からも大きく後退した数字です。内容的には政府の消費支出が伸びている半面、個人消費が+7.1%から+5.2%に低下しているのが響いている模様ですが、これらの数字は4-6月の数字であるため、7月のクーデター未遂以降のセンチメントの悪化は反映されていません。
トルコ政府の本年度のGDPの成長率の目標は4.5%、今後独裁的強権を発動中のエルドアン大統領がどのような方法で経済の梃入れを図ってくるのかが注目されます。
この発表を受けてトルコリラは一時対ドルで2.9566レベルから2.9624まで売られましたがすぐに2.96割れのレベルまで戻しています。
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