豪州政策金利予想(2016年9月2日)

(2016年9月6日火曜日東京時間13時30分頃公表予定)

豪州政策金利予想(2016年9月2日)

豪州政策金利予想

 現行の1.5%→1.50% 据え置き予想 (予想レンジ幅なし:エコノミスト全員1.50%)

先月に0.25%利下げを実施した豪州準備銀行は、来週火曜日行われる政策金利は据え置きが予想されています。前回利下げの効果を検証する時期にいます。今回は無風になりますが、中銀からの概観発表が重要になります。
先々ですが、大方のエコノミストは年内利下げなし(一部では年末に利下げ)、2017年第1四半期に1.25%(予想レンジ1.00%〜1.50%)まで利下げすると予想しており、豪州はまだまだ先行き緩和基調姿勢を崩さない感じです。

              政策金利推移

              政策金利推移

さて、今月は先進国の豪州を皮切りに政策金利発表が目白押しにあります。
そのスケジュール(予定)は
9月06日(火) 豪州中銀
9月07日(水) カナダ中銀
9月08日(木) 欧州中銀
9月15日(木) 英国中銀
9月21日(水) 日銀とFRB
9月22日(木) NZ中銀

豪州政策金利予想

           2016年になってからの主要国の政策金利推移は上図になります。

豪州政策金利予想 2枚目の画像

9月の予想をあえて大胆に入れると上図なります。…少なくとも米国は12月には利上げ予想が一般的

米国以外は緩和基調継続となっており、金利だけ見ると米国優位になります。まだ豪州・NZは米国とも金利差がありますが、2016年年初にはNZが2.125%、豪州が1.625%の金利差あったものが、現在はそれぞれ1.625%と1.125%になっています。万一、9月に米国が利上げを実施すると更に縮小の見通しになります。
これまでの為替相場は金利差縮小にも関わらず、豪ドル、NZドル共に対米ドルで強含み推移できました。9月以降は先行きの金融政策格差を反映して米ドルが全面高になるか、あるいは利上げがNY株価へ影響与え米ドル売りになるのか注目されます。

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