経済対策で20兆円規模を視野(2016年7月21日)

共同通信は

経済対策で20兆円規模を視野(2016年7月21日)

ドル円:7月21日のファンダメンタル分析

20兆円規模の経済対策、円売りにも安堵感

東京市場では、前日NY市場後場の動きを受け週初からの円安の動きに対する踊り場形成となっていましたが、下値も底堅く押しは105.83レベルに留まりました。海外市場に移り日経平均先物が夜間取引で一段高となると、ドル円も追随し前日高値を更新、NY市場では株とともに完全にリスクオンの動きとなり107円台乗せと6月10以来の円安水準となり、高値圏でのクローズとなりました。

ドル円:7月21日のテクニカル分析

ドル円は先週、今週とトルコクーデター未遂の一時的な押しを除けば、押しらしい押しが無いままに107円台乗せと、ドル高というよりは円独歩安の流れが続いています。可能性は低いとは思うものの来週の日銀会合における追加緩和の思惑や安倍政権の経済対策に対する期待から、株高と円安の動きに繋がっています。米株の連日の高値更新も追い風となっていますが、ややスピードが速い点は気にかかります。昨日も書きましたが、年初来高値から引いたレジスタンスラインが今週末には106円台後半へと下げて来ることから、週末にかけては同ラインを下回る展開を考えていますが、仮に107円台にしっかりと乗せて週末クローズを迎えると、長期的にも円高トレンドの転換となる可能性も出てきます。本日は朝方の経済対策思惑の記事から株も為替も一段高の様子を見せていますが、107円台は積極的に買う水準とは思えません。107.40レベルをレジスタンスに、106.70レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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