日本株6日続伸ドル円106円近辺
株に買い安心感、ドル円は頭重く
祝日あけの東京市場ではトルコのクーデターが短期で解決し、米国株が昨晩も堅調に推移したことなどから株に買い安心感が広がり日経平均株価は6日続伸しました。
日経平均の終値は先週末比225円高の16,723円、英国での大型買収が明らかになった構成銘柄のソフトバンクが10%を超えて下落重石となりましたが、それを跳ね返しての上昇でした。
一方ドル円は昨晩の海外市場で、前週末のトルコクーデターでの下落分を取り戻し、106円台前半で取引を開始しましたが、日中はポジション調整も入り105円台後半まで下押しされやや頭の重い展開となりました。
「突発事象」要因はいったん払拭
英国のEU離脱、トルコのクーデターと突発的事象の影響はほぼ排除されようやく、再び日米の景況感や財政金融政策にテーマが戻りつつある中で、株高を背景としたリスクオンのドル買い円売りを継続できるかに注目です。
チャート的には後数日で一目均衡表の雲の下限が106円台前半に下がってきますので今度こそ雲の上に出ることができるかが7月後半のテーマとなりそうです。
今晩は18:00にユーロ圏のZEW景況感調査、21:30に米国の6月の住宅着工件数、その前20:00には注目のトルコ中銀の金融政策の発表があります。
序盤の欧州株価指数先物は軟調に推移。
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