シカゴポジション(CME)186
主要通貨ポジション(単位:枚)(2019年7月2日現在の数値)
ロング/ショートは左側通貨から見たもの。
ネットポジションで▼数値は左側通貨がショート、+数値は左側通貨がロングを表しています。
通貨単位(1枚当たり):豪ドル/米ドル=100,000豪ドル、NZドル/米ドル=100,000NZドル
シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。
7/9にシカゴポジションが発表されたため、情報を更新しています。
シカゴのNZドルポジションは、全く変わらずにネットショートを24,000枚キープしています。
但し、内訳はロングとショート共に6,300枚減らし、総ポジションを12,600枚減らして、ポジション調整しています。ここ2週間のNZドル上げが強いので、方向感を失っている感じです。もし赤いNZドル安トレンドラインの下限を越える流れになれば、ショートポジションが比較的大きいので買い戻す可能性が出てきます。
NZドル米ドル相場は、先週7月1日に高値0.6728米ドルまでトライしましたが、0.6730米ドルの抵抗線に阻まれて反落しました。豪ドル同様に6月18日底値からのサポートを切り、金曜日に大きく売られました。この間に上げたNZドル高値幅の半値戻し0.6605米ドルまで下落して、現在は0.66台半ばで推移しています。次の81.8%押しが0.6570〜80米ドルにあります。もしここも割れてしまうと0.6540〜50、0.6490〜0.65米ドルのサポートまで下値余地ができます。上値は新たに0.6700〜10米ドルに抵抗線ができました。ここを越えて終わらない限りは先週までの短期NZドル高には戻れない形になっています。
また、シカゴ終値ベースのチャートでは、赤いNZドル安トレンドの下限ライン(0.6710米ドル付近)まで戻っていましたが、現在は抵抗線にあたり戻されています。青の切り上がりのサポートができていますので、0.65台半ばまでは下押しもあり得そうです。もしこのサポートが守られれば、シカゴ締日ベースでは青のラインと赤の下限ラインとの収斂に入ることになります。(1NZドル=0.6641米ドル、7月8日14:20現在)
シカゴNZドルポジションと締日終値のチャート
直近から過去60回分を掲載したチャートにしたものです。棒グラフ(青)はネットポジション(左目盛)、折れ線(オレンジ)は締日のNY終値(右目盛)になっています。
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