ユーロ上昇再開、対ドルで3月末以来の高値
東京時間は1.071-72レベルを中心に小動きを続けていたユーロは欧州時間帯に入ると上昇を再開、対ドルで一時1.0778、対円では117.50をつけています。
週末のフランス大統領選挙は引き続き上位4候補が票を分ける予想となっており、上位2候の支持率と3位4位の候補の支持率は縮まる傾向を見せています。
一方で独立系マクロン候補の最終的な優位は今のところ揺らいでおらず、選挙を目前に控えて行き過ぎたユーロ売りに買戻しのポジション調整が入っている模様です。
特に政治リスクの回避策としてとられたユーロ円の円買いポジションに調整が入っており、円売りの流れは逆にドル円を109円台に押し上げる動きともなっています。
テクニカル面ではユーロドルは直近の高値3/27の1.0906から4/10の安値1.0570の61.8%戻しの1.0778でぴったり止まった形となっていますが、この先はほとんどテクニカルポイントが無い状態で1.08に達した場合には強いて言えば上記の76.4%戻し1.0827、その後は200日移動平均1.0841が節目となります。
今晩のところは欧米時間にユーロが上昇のモメンタムを保つことが出来るかと終値で対ドル1.0778ラインを超えてこれるかに注目です。
今晩は19:30に英中銀総裁講演、21:00パウエルFRB理事講演、21:30 米国新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業指数、23:00 米国3月景気先行指数、23:00ユーロ圏4月消費者信頼感速報値等のイベントがあります。序盤の欧州株価指数先物は英FTSEがマイナスの他はおおむね堅調に推移しています。
オーダー/ポジション状況
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