NZ3月貿易収支の予想
明朝の木曜日(29日)にNZの3月貿易収支が発表されます。今回はレンジのある予想値が取得できませんでしたので、2月(前回)までの貿易収支推移をチャートにしたものを添付します。予想数値は発表前にご確認願います。尚、一部で+0.33億NZドルの予想ありますが、今回は参考にしておりません。
(日本時間2021年4月29日朝7時45分発表予定)
NZの貿易収支推移(青)と3ヶ月移動平均線(オレンジ)
NZの貿易収支は季節要因(主な要因はキーウィー輸出)として、例年3〜5月に黒字のピークとなり、7〜10月にかけて赤字拡大傾向となっています。前回2月は事前予想通りとなりました。下図@で〇印は毎年3月の結果(レンジは2018年3月▼1.51億NZドル〜2019年3月+8.25億NZドル)を示しています。例年の3月は悪くないようです。今回はコロナウィルスの特殊要因中ですので、季節要因から見て、大きなマイナスになるか、10億NZドル越える黒字になるとサプライズの感じです。
@NZ貿易収支月次推移
(○印は各年3月、赤い線は収支ゼロ)
A輸出入の各月推移
上図は輸出入の各月推移です。青の横線は2020年3月時、輸出が最も拡大した時をベースに引いています。〇印は各年3月に該当しています。
コロナ以降の貿易額減少傾向が気になります。特に昨年12月をピークに連続して輸出入が減少しています。
NZドル米ドル相場は、月曜日のシカゴポジション279内で、目先のNZドルは堅調としました。下限は0.7180サポートを守り、上値は最初の抵抗線0.7250手前で止まっています。そして現在は短期的に0.7170〜0.7260のNZドル高トレンドラインを形成しています。従いまして、下限は0.7170〜80のサポートで切れば0.7100〜10方向、上値は0.7250〜60の抵抗線、もし越えれば0.7300までを見ておきます。また、昨日のシカゴ締日ベースでは0.7240以上の終値にならず、上抜けは一度失敗しています。(4月28日14:50、1NZドル=0.7207米ドル)
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