ニュージーランドドル週報(2021年4月第5週)

為替相場も対米ドル、対円で底堅く推移しています。

ニュージーランドドル週報(2021年4月第5週)

NZ/円、短期は強気。79.20超えで終えれば一段の上昇へ。中期は強気。

4/29に発表されたNZ3月の貿易収支は+3300万NZドルとなり、前月の+1億8100万NZドルから黒字幅が縮小しましたが、為替相場には影響がありませんでした。コロナウィルスの感染抑制に成功しているNZは欧米に先行して経済再開を果たしており、景気は拡大基調にあります。昨年末からの住宅価格の上昇がやや懸念されるものの、好調な消費と国内経済を映して、為替相場も対米ドル、対円で底堅く推移しています。

チャートを見ると、日足は3/24に付けた75.63を直近安値として下値を切り上げる流れを維持しており、この日足の下値抵抗は77円台半ばにあります。一方で79.00〜79.20ゾーンに強い上値抵抗が控えており、年初からの上値トライで、これをトライするのは今回が3度目となります。トレンドが崩れていないので、これを上抜けて一段の上昇に繋げる可能性も高いと見られますが、対米ドルでも0.7260-70,7300-10にやや強い抵抗が控えていることから、0.73台にしっかり乗せて終えるまでは、下値リスクにも注意する必要があります。短期トレンドは77.50割れで終えれば日足の形状が悪化して、下値リスクがやや高くなりますが、77円割れで終えない限り、大きく変化しません。日足の上値抵抗は79.00〜79.20,79.60-70に、下値抵抗は78.00-10,77.50-60にあります。21日、120日、200日移動平均線は、77.70,75.57と73.40に位置しており、全てを上抜けおり、短・短期トレンドは“NZ強気”の流れあります。

一方直近の週足は、十文字の寄せ線で終え、実体ベースを79円台に乗せきれずに押し戻されています。一方で、下値を切り上げる流れには変化が認められず、週足の形状もしっかりしています。また、79.20超えで終えれば揉み合いを上抜けて一段の上昇に繋がり易くなります。逆に週足の下値抵抗が77.60-70にありますが、これを割り込んで終えた場合は、下値リスクがやや高くなります。可能性がまだ低いと見ますが、77円割れで越週した場合は、短期トレンドが変化して76.00方向への一段の下落に繋がり易くなります。さらに76円台を維持できずに越週した場合は、昨年3月に付けた59.51を基点とするサポートラインを下抜けて一段の下落リスクが生じます。週足ベースで見た強い上値抵抗は79.10-20、80.00-10に、下値抵抗は77.00-10,76.00-10にあります。31週、62週移動平均線は74.49と71.19に位置しており、中期トレンドは“NZ強気”の流れを維持しています。

NZ/円、短期は強気。79.20超えで終えれば一段の上昇へ。中期は強気。

4/29現在、31週移動平均線は74.49に62週線は71.19にあり、中期トレンドは“NZ強気”の流れを変えていない。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る