NZのGDP結果(2016年3月17日)

NZの第4四半期GDP結果

NZのGDP結果(2016年3月17日)

NZのGDP

             NZのGDP

             NZのGDP

            @前四半期比ベース

            @前四半期比ベース

                    

              A前年比ベース

              A前年比ベース

B内容
国内消費支出は1.1%伸びた。
在庫は増加。
固定資本投資(設備投資)は1.1%のダウン。
輸出は0.3%増、輸入は0.7%アップした。

一方、産業別の分析では
企業サービスは1.5%アップした。これは広告・リサーチ・管理サービスの伸びが貢献
建設も2.5%アップした。
小売やその関連は1.7%アップした。特に、家具・電化製品・食品や飲料の伸びが寄与。
農業は1.7%ダウンとなり、乳製品や肉の生産減少が響いている。

国際比較(左の数値が四半期比ベース、右の数値が前年同期比ベース)

国際比較(左の数値が四半期比ベース、右の数値が前年同期比ベース)

コメント

NZのGDPは予想を上回る数値となりました。前四半期比ベースの3期移動平均線を見るとまだ上昇トレンドには入っていませんが、底打ちの状況を見せています。また年率ベースでは横這い続き、まだ2013年後半〜2014年にかけての強い伸びまでには回復していません。それでも他の先進国と比較して不美人投票は上位に入れる位の成長は残しています。
相場は、対米ドルで0.6580付近で推移していたNZはGDP発表後に0.6720付近まで急上昇しました。その後、豪ドルの失業率改善などで連れ高となり、現在は0.6750〜80レンジで推移しています。相場自体は大きなレンジ0.64〜0.69推移は変わらず、短期的なレンジと見ていた0.6620〜0.6820を一度40ポイント程度(0.6580付近まで)下抜きましたが、再度レンジ内に引き戻されています。
利上げ実施したばかりのNZは当面の売り材料が無くなりつつあり、この間にNZは狭いレンジの0.6820越えて、レンジ上限の0.69までトライできる力を出せるか試す流れにいるかもしれません。

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