東京市場のドル・円は「往って来い」、米国株式市場休場で商い閑散に(23/2/20）

【本日の東京市場】

東京時間（日本時間8時から15時）のドル・円は、10時の値決めにかけてドルが買われる場面は見られたが、12時以降は「往って来い」の展開となった。先週末に135円12銭までドル高円安が進行したが、目先の材料難などが意識されて、週明けの東京市場は買い手控えとなり方向感の乏しい地合いに。今晩の米国市場は、プレジデンツデーのため株式、債券市場が休場であることから参加者も限定的となった。CMEグループが算出しているFedウォッチでは、引き続き6月の米連邦公開市場委員会（FOMC）での利上げ（525―550ベーシス）を予想する割合が54.2％（シカゴ時間2月20日0時52分）と前日の52.9％よりも若干利上げ予想の割合が高まってはいるが、目立ったドル買い材料とはならなかった。

ドル・円（日本時間8時―15時）
始値：134円26銭
高値：134円54銭
安値：133円96銭
終値：134円10銭　

ユーロ・円（日本時間8時―15時）
始値：143円51銭
高値：143円65銭
安値：143円18銭
終値：143円36銭

豪ドル・円（日本時間8時―15時）
始値：92円26銭
高値：92円62銭
安値：92円19銭
終値：92円59銭

ポンド・円（日本時間8時―15時）
始値：161円55銭
高値：161円74銭
安値：161円24銭
終値：161円49銭

日経平均（日本時間9時―15時）
始値：27497円13銭
高値：27531円52銭
安値：27426円48銭
終値：27531円94銭

【本日の海外市場の重要指標】日本時間　

28時00分：英、ウッズ英中銀副総裁の講演

※米国はプレジデンツデーの為、株式、債券市場は休場
※予定は変更することがございます。

【テクニカル分析】

日足ベースのドル・円をボリンジャーバンド（20日移動平均線（MA）、±2σ）で確認すると、バンドの＋2σに沿った反発が続いている。ただ、先週末は短いながらも上影（上ヒゲ）を残したことから、ドル買いのモメンタムは一服か。出来高ベースでも特に膨らんでいることは確認できないことから、1月16日の年初来安値である127円22銭からのリバウンド局面は一巡との見方もできよう。

一方、日足の一目均衡表では、雲上限を意識したような動きが続いている。今後、136円水準まで切り下がってくる雲上限を意識した反発となれば、後2円ほどのドル買い余地はあろう。昨年12月の急落前の水準である137円処が、目先の壁として意識されるのであれば、1月安値からのリバウンドのターゲットは136円から137円辺りか。

とはいえ、今晩の海外市場は米国株式市場などの休場及び、欧州でも目立った経済指標の発表が予定されていないことから、商い閑散でトレードチャンスに欠ける地合いとなりそうだ。ドル・円は、本日の日経平均のような狭いレンジでの方向感の乏しい推移を想定する。本日の上値メドは東京時間の高値134円54銭、下値メドは同じく東京時間の安値の133円96銭とする。