ドル円日本株、堅調なるも伸び悩む(2016年7月13日)

雇用統計の結果等を受け米経済がどうやら巡航速度の回復を保っているらしいとの安堵感が市場に広がる一方、

ドル円日本株、堅調なるも伸び悩む(2016年7月13日)

ドル円日本株、堅調なるも伸び悩む

米国株式市場に安堵感広がる

雇用統計の結果等を受け米経済がどうやら巡航速度の回復を保っているらしいとの安堵感が市場に広がる一方、当面利上げは遠のいたとのコンセンサスは動かない、米国株式市場とってはリスクの取りやすい環境です。
昨晩ニューヨークダウは1年2ヶ月ぶりに史上最高値を更新、東京市場もこの流れを引き継いで本日も堅調な株価推移となりました。午前中は一時日経平均が16,400円を上回る局面もあり、遅ればせながら日本もようやく英国国民投票前の株価水準を回復しつつあります。
9月までは決まらないと思われていた英国の後任首相も早々に決定、リスクオフが緩む中、日本政府の経済対策への期待も高まってようやく日本株へも資金が回ってきた形です。

ドル円は昨晩の海外市場で104.99まで上昇した後、東京市場では反落、いったんは104円を割り込むなど水準的には昨日より円安ながらやや頭の重い展開となりました。一部輸出企業の想定レートである105円に接近するにつれ、実需のドル売りも出ている模様です。

日本政府、ヘリコプターマネー検討は否定

また、昨日までバーナンキ前FRB議長来日とともに盛り上がったヘリコプターマネー議論でしたが、産経新聞が「安倍首相近辺で検討」と報じたものの、本日記者会見で菅官房長官が「検討の事実はない」と否定、午後の株価、為替腰折れのきっかけとなりました。
結局日経平均は135円高の16,231円で終了、ドル円は東京時間を終えて104円台前半での取引となっています。

ドル円は英国国民投票前の水準を回復しつつあり、チャート的にも5日、20日等の移動平均、一目均衡表の基準線、転換線等を上抜けたところにいます。
ここ数日のドル高相場のうち、政府、日銀の政策期待部分はやや期待が先行しすぎている感があり調整される局面も予想されますが、それを打ち消してアメリカ発の世界的な株高基調のユーフォリアが継続できるかが短期的な相場の方向性を左右しそうです。

本日は18:00よりユーロ圏の鉱工業生産、20:00に米国MBA住宅ローン申請指数、21:30に輸入物価指数の発表があります。また、深夜3:00には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が公表され、内容に注目が集まりそうです。
序盤の欧州株価指数先物は総じて軟調に推移。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る