ユーロ、ポンドの動きが左右(2016年7月13日)

ユーロドルの動き

ユーロ、ポンドの動きが左右(2016年7月13日)

ユーロドル:7月13日のファンダメンタル分析

ユーロドルの動きはポンドの動きが左右

のポンドは、決選投票を待たずにメイ内相が英国の次期首相に就任することが決まり、市場は好感。
ですが、英国は、それでも離脱は変わらないし、今後スコットランドや北アイルランドが英国から独立する場合、英国は小さな国になってしまう訳で、その方向に進む限りはポンドは戻っても売り優先と見ます。

英保守党の党首選でレッドソム・エネルギー相が撤退し、メイ内相の次期首相が決定。
当初は9月まで続く予定の英首相選びが大幅に前倒しされブレグジットの不透明要素が一つ解決、市場は英ポンド買いで反応、昨日一日でポンドは1.2900台半ばから1.3295へ急伸しました。ただ、14日に英金融政策会議(MPC)を控え、金融緩和期待からのポンドの上値の重さもあります

ユーロドル:7月13日のテクニカル分析

上値の転換線1.1094を上抜き返す場合には、高値更新の再開とし前日高値の1.1126を試して、更に5日高値の1.1186を試す上昇を想定します。
5日高値の1.1186を割り込んで切り返せなくなる場合は弱気サイクル入りとして次の安値形成期への下落を想定します。その場合の下値目途は8日安値1.0998を試し、更に24日安値の1.0910を試す流れでしょう。

ユーロドルは、英国の次期首相にメイ内相の就任が決定し、英国はEUと離脱交渉を進展させざるを得ず、今後の進捗状況に関心が移っています。国民投票後の緊迫感もやや和らぐ中、市場はユーロ売り・ポンド買いに傾斜して、ユーロの度りの鈍さが改めて意識されます。
そのEU離脱交渉の進展が期待され、ポンド売りも一服しているのですが、交渉自体は難航と長期化が予想され、ユーロドルは1.10台半ば前後で一進一退の展開です。引き続き、レンジ相場と判断し、相場が動意づいてからの始動が良いと判断します。

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