3. シカゴポジション（2016年2月23日現在）

シカゴポジション（2016年2月23日現在）

シカゴ先物市場における、いわば投機筋と呼ばれる市場参加者の建て玉で、ロングとショートの差し引きで現在どの様なポジションに傾いているのかを判断するものです。

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シカゴポジション（2016年2月23日現在）

主要通貨ポジション（単位：枚）

(2016年2月23日現在の数値)

主要通貨ポジション（単位：枚）

ロング/ショートは左側通貨から見たもの。▼数値は左側通貨がショート、＋数値は左側通貨がロングを表しています。

通貨単位（１枚当たり）
豪ドル/米ドル＝100,000豪ドル
NZドル/米ドル＝100,000NZドル
ユーロ/米ドル＝125,000ユーロ
円/米ドル＝12,500,000円

コメント

2月23日現在までの枚数をベースに、

①豪ドル/米ドルは豪ドルロングを積み増しました。しかしながら23日（ポジションの締日）がピークで、豪ドル高値は0.7258までとなり、0.7270を付けられず反落しました。一方で先週時点の切り上がりサポート（0.7010）が今週0.7050付近まで上昇しています。横サポートも0.7065付近にあるので、今後は0.7050～65を試す流れになりそうです。切れると0.6820のダブルボトム、維持されるとレンジに戻り0.72方向への動きになりそうです。大きなレンジは0.6820～0.7380にあります。
②NZドル/米ドルはNZショートポジションを若干縮小しました。これまでと同じ、大きな0.64～0.69レンジで推移しています。先週の高値は0.6770付近までで、先週の狭いレンジ0.6540～0.6730の上限を僅か越えただけでその後はレンジに戻されています。このレンジは今週0.6560～0.6730にあり、上限にはこのレンジ内で0.6640に抵抗線出来ています。

③ドル/円は5万枚越えるドルショートの積み増しを行ないました。締日以降の金曜日に買い戻し、今週月曜日からドル安になっていますので、今日の締日は先週と変わらずのポジションになっていると思われます。とりあえず5万枚越えたことで、一度ポジション調整のドル買い戻しが出ました。
テクニカル的には111円を切ってくれば、ドルショート・ポジション積み増しの動きになりそうですが、まだ1円以上も値幅あるので、ポジションを減らす動きにも注意したいところです。
④ユーロ/ドルのネットポジションはほとんど変わらずに、両建てで枚数を減らしています。先週の金曜日から、続いていた横流れをユーロ安方向にブレークしており、これまで減らしてきたユーロショートを再度積み上げている可能性あります。過去に20万枚のユーロショートがありましたので、トレンド出来ると一気にユーロ安の流れを作りそうです。

（ご参考）

これまでの12回掲載分をチャートにしたものです。棒グラフはネットポジション（左目盛）、折れ線は締日の終値（右目盛）です。

　　　　　　　　　　　　　（１）豪ドル/米ドル

　　　　　　　　　　　　　（１）豪ドル/米ドル

　　　　　　　　　　　　　（２）NZドル/米ドル

　　　　　　　　　　　　　（２）NZドル/米ドル

オーダー/ポジション状況

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