ドル円、103円台半ばで小動き。本日はクリスマス休暇で大半の国が休場(12/25朝)

24日(木)の外国為替市場でドル円は小動き(クリスマス休暇で商い閑散)。

ドル円、103円台半ばで小動き。本日はクリスマス休暇で大半の国が休場(12/25朝)

ドル円、103円台半ばで小動き。本日はクリスマス休暇で大半の国が休場

海外時間のレビュー

24日(木)の外国為替市場でドル円は小動き(クリスマス休暇で商い閑散)。@英EU交渉の正式合意(リスク選好ムード)を背景に、一時103.76まで上値を伸ばすも、Aテクニカル的なチャートポイントに続伸を阻まれると、B米金融緩和の長期化観測や、C上記Bを背景とした米国債利回りの低下が重石となり、本稿執筆時点(日本時間4時45分現在)では、103.67近辺まで押し返される展開となっております。

24日(木)のユーロドル相場は上値の重い展開。@英EU交渉の正式合意を受けたsell the factや、A欧州圏における新型コロナウイルスの変異種拡大(ドイツで国内初の変異種感染)が重石となり、米国時間にかけて一時1.2177まで下落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間4時45分現在)では、1.2180近辺で推移しております。

尚、トルコ中銀は昨日、政策金利を現行の15.00%から17.00%へ引き上げました(市場予想の16.50%以上に引き上げたことで、トルコリラは対ドル・対円共に大幅高)。

本日の見通し

ドル円は一時103.76まで上値を伸ばすも、一目均衡表基準線やボリンジャーミッドバンドに続伸を阻まれる形で反落しました。余程強いドル買い・円売り材料が出てこない限り、テクニカル的に見て、上値余地は乏しいと判断できます(104円台への回復は容易では無い)。

ファンダメンタルズ的に見ても、新型コロナウイルスの変異種拡大(英国から欧州大陸を経由し、その後世界に広がるリスク。事実昨日はドイツで国内初のコロナ変異種へ感染を確認)など、リスク回避の円買い(ドル高→クロス円下落→ドル円連れ安)を想起させる懸念材料が残っている為、英EU交渉の正式合意もsell the factを誘発し易く、当方では引き続き、ドル円相場の下落をメインシナリオとして予想いたします。尚、本日はクリスマス休暇で大半の国が休場となるため(市場参加者減少→ボラティリティ低下)、ドル円は狭いレンジ内での小動きに終始すると予想されます(但し、5・10日となるため、日本時間9時55分に予定されている本邦公表相場決定にかけては底堅く推移する可能性あり)。

本日の予想レンジ:103.40ー103.90

ドル円、103円台半ばで小動き。本日はクリスマス休暇で大半の国が休場

ドル円日足

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