ドル円下落、株式市場の軟調受け104円割れ (12/11午前)

11日午前の東京市場でドル円は小幅に下落。

ドル円下落、株式市場の軟調受け104円割れ (12/11午前)

ドル円下落、株式市場の軟調受け104円割れ

11日午前の東京市場でドル円は小幅に下落。朝方104.24で取引が始まったドル円は午前中実需とみられるドル売りにほぼ一方向で値を下げて104円を割り込み、東京時間正午現在は103.95レベルで取引されています。
日経平均は、米株式市場の軟調と円高進行を受け売り先行で始まり、一時プラスに転じる場面もありましたが、結局143円安で午前の取引を終了しています。

昨晩注目されたECB理事会では、資産購入特別枠の金額拡大と期間の延長等の追加緩和策が発表されました。一方米国では新規失業保険申請件数が予想外に増加したことから、コロナ感染拡大の雇用への影響の懸念が広がり、米株は軟調に推移しました。ドル円は米長期金利が低下したこともあり、104円台半ばから104.20-30レベルに下げて東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は昨晩一時104.58の一目均衡表の「雲」の下限にタッチする場面もありましたが跳ね返され、再び21日移動平均線絡みのレベルに下落。中立的な立ち位置に戻っています。為替市場の動きは引き続き欧州通貨中心となっており、ECB理事会を無事通過してユーロドルは強含み。ドル円は手掛かり難で、新たな材料が出てこない限りは現レンジでの取引が継続しそうです。

ドル円下落、株式市場の軟調受け104円割れ

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