ドル円続落 株反落、米長期金利低下が重石 (11/18午前)

18日午前の東京市場でドル円は軟調推移。

ドル円続落 株反落、米長期金利低下が重石 (11/18午前)

ドル円続落 株反落、米長期金利低下が重石

18日午前の東京市場でドル円は軟調推移。朝方104.20レベルで取引が始まったドル円は株価の下落、米長期金利の低下に、10時前に104.04の安値をつけ前日安値を下回りましたが、その後はやや戻し、東京時間正午現在は104.10レベルで取引されています。日経平均は、NYダウが反落したことや連日高値を更新したことで高値警戒感も加わって、197円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では発表された米10月小売売上高が予想を下回ったことで、感染拡大と追加経済対策の遅れによる経済活動の低下が鮮明化しているとして、リスクセンチメントが悪化しました。米主要株価指数は軒並み反落、長期金利も米債10年物利回りで0.91%から0.86%まで急低下し、本日東京時間には0.84%台まで下げています。

テクニカルにはドル円は4営業日連続で安値を切り下げ、21日線、基準線、転換線からも下放れ、ドル安地合いが強まっています。11/6安値103.18からの上昇の76.4%戻しの103.77や11/6安値そのものが意識される展開です。しかし、感染拡大懸念は残るものの、株価が本格的な下落に転じる可能性はあまり大きくないと考えられることから、株価動向次第となっているドル円も、このまま円高に突っ走る感じでもないように思えます。本日も海外時間にかけての株式市場動向に引き続き要注意です。

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