ドル円安値圏での横ばい推移 (11/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は安値圏での横ばい推移。

ドル円安値圏での横ばい推移 (11/6午前)

ドル円安値圏での横ばい推移

6日午前の東京市場でドル円は安値圏での横ばい推移。昨晩海外時間に大幅に円高が進んだ流れを受け、朝方103円台半ばで取引が始まったドル円は、輸入企業からの実需とみられるドル買いに103.76まで切り返す場面もありましたが、その後はドル売りが優勢となり、東京時間正午現在は103.52レベルで取引されています。
日経平均午前は昨晩も欧米株式市場が上昇したことを受け上昇。取引時間中としては約2年1か月ぶりの高値となる262円高で午前の取引を終了しています。このままの水準を大引けまで維持した場合、終値ベースでは29年ぶりの高値更新となる可能性があります。

昨晩も欧米株式市場では上昇が継続、大統領選は未だ決着を見ていない中で、NYダウは大統領選前の一週間での約2,000ドルの下落を全戻ししています。
未明のFOMCは無風状態で通過、パウエル議長は記者会見で感染再拡大が特に気がかりであり、経済の見通しは不透明と発言。
ドル円は、大統領選前に高まった危機感によるドルキャッシュ確保の動きが逆流する形でドルが全面安となった余波で103円台に下落した形です。

テクニカルにはドル円は昨晩の予想外の大幅下落で3月の年初来安値101.19から同月の年初来高値111.71までの上昇の76.4%戻しを既に達成。ここから下はサポートらしいサポートが見つからない状況で、大きくドル売り地合いに変化しました。
大統領選は未だに僅差の中開票作業が続けられています。バイデン優勢と伝えられる中で、トランプ大統領が法廷闘争での延長戦に持ち込む現実的な可能性も指摘されており、予断を許さない状況です。その状況下で今晩は米雇用統計の発表も予定されており、波乱含みです。

ドル円安値圏での横ばい推移

ドル円日足

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