投票前の水準まで回復なるか(週報2016年7月第一週)

ブレグジット・ショック

投票前の水準まで回復なるか(週報2016年7月第一週)

ドル円:6月27日からの先週

27日は、前週末の引けの102.23から大きくギャップダウンの101.86で始まるも、すぐに一気に27日高値の102.47まで上伸、101.48へ下押し、再度102.18へ上戻し、27日安値の101.39まで下押ししました。その後一転ドル買いになり192.13まで上伸、その後下押しして101.97で引けました。

28日は、前日引けの101.97で始まり、まずは28日の安値101.55まで下押ししました。その後一転ドル買いになり、終日じりじりと上昇を続け、NY 時間に28日高値の102.84まで上伸、その後はそのまま横ばいで102.75で引けました。

29日は、前日引けの102.75で始まり、東京時間はじりじりと下降、29日安値の102.16をつけました。その後一転ドル買いになり、海外時間に入り、じりじりと上昇を続け、NY 時間に29日高値の102.93まで上伸、そのまま102.82で引けました。

30日は、前日引けの102.84で始まり、東京時間はじりじりと下降、102.45へ下押し、102.92へ上も戻し、29日安値の102.34をつけました。その後一転ドル買いになり、海外時間に入り、じりじりと上昇を続け、NY 時間に30日高値の103.29まで上伸、そのまま103.19で引けました。

1日は、前日引けの103.19で始まり、まずすぐに1日の高値103.39を付け、その後終日じりじりと下降を続け、1日の安値の102.41まで下押ししました。その後はそのまま横ばいで102.56で引けました。


ドル円:7月4日からの今週

英投票前の水準までへの回復なるか

ポイント: ブレグジット・ショックの巻き戻しが、日本株16200円、ドル円106台、クロス円ともに、英投票前の水準までへの回復なるかに注目です。


CME通貨先物ポジション状況 6月28日時点
   (6月28日) (6月21日) (6月14日) (6月7日)
円     59750    52296    55690    42853  
ユーロ  ▲61934  ▲61346    ▲56489  ▲67112
ポンド   ▲42711   ▲51947     ▲36661  ▲66299 

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで6月28日付けのネットの円の買い持ち高は前週から小幅増加し依然、リスク警戒感の高まりで、2008年来の過去最高水準近辺を維持しています。
直近ネット円買い持ち最高水準は、2008年3月25日 +65,920、2004年2月6日 +64499、過去最高ネット円売り持ち高は、2007年6月26日 -188,077

リスク・オンへの潮目変化を意識しつつ、神経質な値動きか

市場のブレグジット・リスクへの警戒感は徐々に収まってきています。
正直、今後のブレグジットの影響を、今から織り込む事が難しいのでしょう。
EUへの離脱の提出期限はまだまだ先の来年2017年の3月なので
市場が扱うには先過ぎるという面も見逃せません。

とすれば、一旦織り込んだブレグジット・リスクをどの程度巻き返すかです。

テクニカルで見てみたいと思います。
確かに高値・安値を徐々に切り上げ、徐々にですが巻き返しています。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
6月27日の 101.39 〜 102.47
6月28日の 101.55 〜 102.84
6月29日の 102.16 〜 102.93
6月30日の 102.34 〜 103.29
7月 1日の 102.41 〜 103.39

注目は週末の雇用統計

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 109.68で 横ばい
先行スパン1が 109.48で 上昇
基準線が    104.29で 横ばい
転換線が    101.80で 横ばい
実勢値     100.44 8日引け
遅行スパン  101.26で 下降

この後1週間以内に、今は上値に位置している基準線と転換線は
順次低下してくるはずなので、実勢値がそれらをクリアしてゆけるか注目です。

予想レンジは、100.00~105.00 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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