ドル円下落 9/21来の円高水準に (10/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は下値拡大。

ドル円下落 9/21来の円高水準に (10/28午前)

ドル円下落 9/21来の円高水準に

28日午前の東京市場でドル円は下値拡大。朝方104.42で取引が始まった後一旦は104.56まで上昇、104円台後半を回復しましたが、その後は下落に転じ、昼前には10/21安値104.34を下回って104.29と約1か月ぶりの安値をつけました。東京時間正午現在は104.31レベルで取引されています。
日経平均株価は昨晩も欧米株が下落を続けたことで、朝方売りが先行しましたが、欧米での株価下落要因となっているコロナ感染の急拡大が今のところ本邦では見られていないこと、一部の好決算企業に買いが入ったことで下げ幅を縮小、75円安で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では米景気対策の遅れと欧米でのコロナ感染拡大という、連日同じテーマでの株式市場の下げが止まらず、長期金利低下も伴って、ドル円はNY終盤にかけ104円台前半までほぼ一方向で下落しています。

テクニカルにはドル円は本日午前の下落で、当面のターゲットであった104.34を割り込み9/21安値104.00や、年初来安値(3/9、101.19)からの上昇の76.4%戻し103.67等が視野に入ってきています。ただ、思ったほど下げ足が速まる展開とはなっておらず、値幅もここまで30銭弱と小動きの範疇。午後以降は、東京時間に一段安の後横ばいの米株先物の動向等睨みつつ、更に104.00を試す動きとなるか注目されます。

ドル円下落 9/21来の円高水準に

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