3. ドル円新規材料難の中小幅じり安推移　 (16日午前)

ドル円新規材料難の中小幅じり安推移　 (16日午前)

16日午前の東京市場でドル円は反落。

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ドル円新規材料難の中小幅じり安推移　 (16日午前)

ドル円　新規材料難の中小幅じり安推移　

16日午前の東京市場でドル円は反落。朝方105.45レベルで取引が始まったドル円はその後じり安推移となり、105.24までほぼ一方向に下げた後、東京時間正午現在は105.25-30レベルでの取引です。日経平均午前は16円の小幅高。いずれにせよ大きな動きとはなってません。

昨晩海外市場では、英国のEU離脱問題の先行き不透明感と、フランスに続きロンドンでも行動制限が強化されるなど欧州でのコロナ感染が再拡大していること、米追加経済対策の悲観的観測等から、リスク回避の動きが先行、日本時間の夜22:00頃までは米株先物も下落が続きました。しかし、トランプ大統領が追加経済対策の規模を現在の政権案からさらに引き上げることを示唆すると、株価は急速に下げ幅を縮小、NYダウは300ドルほど下げ幅を縮め19ドルの小幅安で終了しています。ドル円も105円台前半から買い戻されて一時105.49の高値をつけて、やや円安で東京時間につなぎました。

テクニカルにはドル円は、一日おきに上下を繰り返してはいるものの、値幅が小さく105円台前半中心のもみあいといっていい状況。21日移動平均線（本日105.40付近）とも引き続き絡んでおり、転換線（本日105.57レベル）と基準線（同105.13）の間の狭いレンジでの取引が継続中。方向感らしい方向感は出ていません。

EUは今朝方首脳会議で英国との自由貿易協定をめぐる交渉を今後数週間継続することで一致し、英国に合意に向けた譲歩を促す声明を発表しました。これを受けて、英国は本日今後の方針を明らかにする予定とされています。交渉妥結の見込みがなければ手を引くとの姿勢を英国が崩していないだけに、内容に注目が集まります。

ドル円　新規材料難の中小幅じり安推移　

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