ドル円反落 新規材料難の中、利益確定の売り優勢 (10/9午前)

9日午前の東京市場でドル円は反落。

ドル円反落 新規材料難の中、利益確定の売り優勢 (10/9午前)

ドル円反落 新規材料難の中、利益確定の売り優勢

9日午前の東京市場でドル円は反落。朝方106.03レベルで取引が始まったドル円は9時前からほぼ一方向に105.81まで下落しましたが、値幅は105.81-106.04と限られました。東京時間正午現在は105.85レベルで取引されています。日経平均午前もイベント一巡後利益確定売りが優勢となり33円の小幅安で終了しています。午前中に発表された民間の中国のサービス業PMI(9月)は、前月、市場予想を上回る54.8と発表されましたが、市場に対する影響は限られました。

昨晩の海外市場では、米国のムニューシン財務長官がペロシ下院議長に対し、トランプ大統領が包括的な景気刺激策の合意達成に関心を持っていることを明らかにしたと伝えられたこと等でリスク選好が強まり、昨晩は欧米株がほぼ全面高で終了しています。ただ、ドル円は選挙戦を前に猫の目のように変わるトランプ大統領の経済対策へのスタンスを警戒して様子見気分が強まり、106円ばさみの小動きに終始しました。

テクニカルにはドル円は本日午前の下落で一時一目均衡表の「雲」の下限(105.85)を下回る動きとなり、ややドル買い地合いが弱まっています。結局この局面で雲の上限(106.18)は抜けずじまいとなっており、本日終値ベースで「雲」を下抜けた状態で終わると、ドル円の頭の重さが印象付けられる形となりそうです。

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