ドル円106円近辺 小動きながら底堅い(8/20午前)

20日午前の東京市場でドル円は106円近辺での動き。

ドル円106円近辺 小動きながら底堅い(8/20午前)

ドル円106円近辺 小動きながら底堅い

〇ドル円未明のFOMC議事要旨受け106円台近辺で底堅い
〇FOMC議事要旨ではYCC導入を事実上見送り
〇テクニカルにはレジスタンスラインに絡む動きで中立化
〇レジスタンスを明確に抜けドル円がさらに上伸する動きとなるか注視

20日午前の東京市場でドル円は106円近辺での動き。昨晩海外市場でドル円が反発した流れを受け朝方から106円台で取引が始まり、一時105.98まで値を下げる場面もありましたが、すぐに買い戻されています。取引レンジは105.98-106.22と限られたものの底堅く、東京時間正午現在は106.05レベルで取引されています。
日経平均午前は未明公表のFOMC議事要旨の内容が、先行き金融緩和期待の後退ととらえられ、米株先物が下落していることなどを受け軟調推移、161円安で終了しています。

注目された未明のFOMC議事要旨は、コロナウイルス感染拡大に伴う経済的な困難が生じている現状を再確認。先行きはウイルス感染の動向に大きく依存すること、その間個人や企業の信用を支えるために現状の金融緩和策を維持する方針を示し、大きな姿勢の変化はありませんでした。

一方でイールドカーブコントロール(YCC)については、大多数が「現在の環境下では緩やかな効果しかない」と判断。一方で「バランスシートを急拡大させる可能性がある」こと、「YCCを終了する条件の設定とそれを伝達することの困難さ」等導入による対価が大きすぎるとの否定的な意見が多く、将来状況が著しく変化した場合のオプションとして残すべきとの意見が大勢を占めたとされており、事実上見送り導入を決めた形です。これを受け米長期債市場では利回りが上昇、ドル円は反発しています。

テクニカルにはドル円は未明の上昇で基準線(105.86レベル)、21日線(105.91レベル)、転換線(106.7レベル)の密集帯に絡む動きとなっており、中立的な地合いに変化。
昨晩は米中対立や、難航中の米追加景気刺激策にもやや改善の兆しが見られ、ベースのドル売りもいったんは弱まっている印象です。
本日この後はドル円が106円台を維持し、これらのテクニカルポイントをサポートにして上伸することができるか、あるいは反落して、ドルの買戻しが一過性のものに終わるのか注目です。

ドル円106円近辺 小動きながら底堅い

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