ドル円107円台半ば 米雇用統計控え小動き(7/2午前)

2日午前の東京市場でドル円は107円台半ばで方向感なく推移。

ドル円107円台半ば 米雇用統計控え小動き(7/2午前)

ドル円107円台半ば 米雇用統計控え小動き

〇ドル円107円台半ばで方向感なく推移
〇昨晩米市場は好調な米指標とコロナ感染再拡大懸念の綱引きに
〇FOMC議事録では予想外にYCCへの懐疑的見方多く長期金利上昇気味
〇市場は今晩の米雇用統計待ちで小動き継続か

2日午前の東京市場でドル円は107円台半ばで方向感なく推移。取引レンジは107.33-56と狭い範囲の取引に終始、正午現在は107.55レベルでの取引です。日経平均午前は144円高で終了、ザラ場では前日終値付近を上下しましたが、IT関連株の好調がコロナ拡大懸念にまさった形でプラス圏での終了となりました。

昨晩の海外市場ではISM製造業景気指数が52.6となり四か月ぶりに景気判断の分かれ目となる50を上回るなど良好な米経済指標でリスク選好が先行したものの、NY市がレストランの店内での飲食再開を延期すると発表したことから、感染再拡大への懸念が強まり結局NYダウは77円安で終了。一方IT銘柄の比率の多いナスダック総合指数は史上最高値を更新しています。

未明に公表された6月のFOMC議事録では参加者の間でイールドカーブコントロールの利点に多くの疑問が出たことが明らかになり、これを受けて米長期金利がやや上昇しています。
テクニカルにはドル円は昨日の高値からの反落で90日線を割り込み、本日107.48レベルの21日移動平均線に絡む動きとなっています。

市場は明日の米市場休場に伴い一日公表が早められた今晩の米雇用統計発表待ち。
前回事前予想比1,000万人のプラスという前代未聞の予測との乖離のあった非農業部門雇用者数は約300万人増加、失業率12.5%がコンセンサスとなっています。公表を控え、ドル円は本日午後も静かな動きが予想されます。

ドル円107円台半ば 米雇用統計控え小動き

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