アメリカ5月貿易収支予想(日本時間2020年7月2日21時半発表予定)
(今回予想:2020年7月2日9:00現在)
4月までの推移と今回予想値(発表値は黄色の折れ線で、今回分は○印)
灰色の折れ線:モノの貿易収支、黄色の折れ線:モノとサービスの収支(通常発表分)
青の棒グラフ:対中国、オレンジ:対日、
本日21時半に米国5月貿易収支が発表されます。同時刻には雇用統計が発表されますので、あまり材料視されそうにありませんが、5月はこれまでの傾向を一気に破っています。上図の青い横線は▼500億ドルに引いていますが、5月予想は久しぶりにそのラインを越える見込みになります。
そして、米国は対中で3月に155億ドルの赤字でしたが、4月は260億ドルの赤字と拡大しており、下図の5月中国貿易収支や予想値から単純に計算しても今回は対中赤字が更に増えると見込まれます。対中貿易交渉の中止、関税賦課に関して、先月23日にトランプ大統領が米大統領補佐官の発言を直ぐに否定した経緯があるので、最近の香港問題やコロナウィルス関連で発言が出易い時期なので要注意です。
また、下図の中国貿易収支は、当局が1月と2月の収支をまとめて発表したため、合計71億米ドルの赤字になりました。年初はコロナウィルスの影響で一時赤字になりましたが、3月以降は黒字幅がかなり増え、5月はここ2年間で最大の黒字額になっています。
中国貿易収支
下図はユーロドルの日足チャートです。大きなところではラインA(=1.1410)とラインB(=1.0900)の3角保合いを形成しています。途中5月中旬からのユーロ高は6月10日に高値1.1422を付けてから、ラインD(=1.1310)とE(=1.1110)の短期ユーロ安となっていますが、5月中旬底値から上げたサポートC(=1.1160)はまだ守られているので、現状では1.1160〜1.1310レンジでどちらに抜けるかの動きになっています。上下150ピップスのレンジですので、今日以降の指標できっかけがでるかもしれません。
(7月2日14:10、1ユーロ=1.1264ドル)
オーダー/ポジション状況
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