FRB金利見通し引き下げドル円一段安(2016年6月16日)

FOMC後発表となった政策金利は予想通り0.25%-0.5%で据え置きとなりました。

FRB金利見通し引き下げドル円一段安(2016年6月16日)

FOMC金利見通し引き下げでドル円一段安

政策金利据え置き、中長期金利見通しは下方修正、年内1回の利上げの当局者増加

FOMC終了後発表となった政策金利は予想通り0.25%-0.5%で据え置きとなりました。
ステートメントでは引き続き今後の緩やかな利上げが正当化されるとしつつも、雇用の減速が指摘されています。また、同時に発表された経済見通しで、2017年以降の政策金利見通しが軒並み引き下げられたこと、年内の利上げの見通しの中央値はあと二回で不変であったものの、一回のみの利上げとする当局者が前回の一人から6人に増加したこと、さらに今年と来年のGDPの伸びの予測を従来のそれぞれ2.2%、2.1%から2.0%に引き下げられたこと等全般的に経済の見通しを引き下げたことからドルが売られました。

英国のEU離脱の打撃も検討

続くイェレン議長の会見では、最近の経済データには失望させられるものが多く経済の逆風がしばらく続く可能性もあること、今回の決定において英国のEU離脱の可能性も考慮に入れたこと等が明らかになりました。英国のEU離脱に関しては世界経済と金融にとって打撃を与えかねないと指摘しています。

今回の発表内容は、FRBが予想以上に雇用の減少にストレートに反応し、また経済見通しを引き下げた印象を受けます。

ドル円は一時節目の105.50を下抜け、下値リスク広がる

ドル円は発表後一時105.44と2014年10月以来の安値をつけましたが直後に106円台を回復するなど荒い値動きとなりました。
ドル円は節目と見られていた105.55、105.50を下抜けておりその後は106円台を回復しているものの下値リスクを広げる形となりました。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る