ドル円小動き 手掛かり難で横ばい推移
28日午前の東京市場でドル円は107円台前半での小動き。値幅は107.19-34の15銭にとどまり、東京時間正午現在は107.30レベルでの取引です。日経平均株価は昨日の上昇の反動とゴールデンウィーク前の利益確定の売りで小幅安となっており、前場を122円安で終了しています。
昨夜ニュージーランドでは新型コロナウイルス抑制に成功したとして首相が「勝利宣言」、段階的なロックダウンの解除が開始されました。米国、欧州でも感染拡大鈍化に伴う経済活動再開への期待が高まっており、リスク選好の回復から主要国株価に反発の動きが見られています。
一方日本では、いまだ感染抑制への確信が得られるには至っておらず、爆発的な死者の増加が回避されている分、政府の感染予防策の徹底や、経済対策にもやや他の主要国との「時差」が感じられる状況です。ただ、この後予想される日本の経済活動再開の遅れが円相場にどう影響するのかは、材料的に消化しきれておらず、また、今回の局面ではリスクオン・オフとドル円の方向性の相関が見えにくくなっていることもあり、ドル円は現状なかなか手を出しにくい状態となっています。
加えて、例年とはかなり異なる様相ではあるにせよ、明日の昭和の日から事実上ゴールデンウィークが始まり、本邦からの市場参加者が減少することもあって、ドル円はしばらくもみ合う展開が継続しそうです。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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