ドル円 107円近辺で下値探り
15日午前の東京市場でドル円は107円台前半中心のもみ合い。昨晩米国時間には米国での新型コロナウイルス感染がピークを越えたとの見通しが強まり、米株は上昇、米長期金利は低下しました。
ドル円も長期金利低下に歩調を合わせる形で一時107円割れを示現し、107円台前半でアジア市場につなぐ形となりました。東京時間に入ってもドル円は下値探りが先行し、9時台には前日安値を下回る106.92をつける場面もありましたが、すぐに107円台に戻し東京時間正午現在は107.10-15レベルでの取引です。日経平均株価は国内の感染拡大懸念や円高を嫌気して伸び悩み、NYダウの大幅高を反映せず、117円安で午前の取引を終了しています。
テクニカルにはドル円が午前につけた106.93の安値は、4/1の直近安値106.92にあと1銭と迫る水準。その下には本日106.07-71の幅を持つ一目均衡表の「雲」がサポートしており、更に雲の中を3/9安値101.19から3/24高値111.71までの上昇の半値戻しのライン106.45も貫いてもいることから、下げ止まりやすいレベルに達したといえます。
本日この後はドル円がこのまま横ばいに転じるのか、あるいは最近の下落トレンドを継続し、「雲」の下抜けを試すこととなるのかが注目されます。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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