4月NY連銀製造業景況指数の予想
4月NY連銀製造業景況指数が発表されます。前回3月もコロナウィルスの影響により予想を大きく下回る結果となりましたが、4月は一段と悪化見通しになっています。
(今回発表予想)2020年4月15日9時現在予想
3月のNY連銀製造業景況指数はプラス予想を大きく下回るマイナス数値となりました。4月も前月に続き、2桁のマイナスが予想されます。ここ10年間では2016年1月の▼16.9(下図青の横線)が最低でしたが、3月・4月は最低値を更新しています。
NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)黒より右は今回予想
今回の落ち込みは、過去にマイナスとなった2012年末や2015年末とは全く違う形となりそうです。リーマンショックやブラックマンデーなどのバブル経済破裂ですと一部富裕層の大打撃で済みますが、コロナウィルスは世界の隅々まで影響を与えているので、収束が長引けば長引くほど、マインドが急速に変わるのかは不透明です。
ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の3ヶ月移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は4月予想値を加味した移動平均線)
また、上図はISM製造業景況指数(ISM:青線)とNY連銀製造業景況指数(NY:オレンジ線)の3ヶ月移動平均線を比較しています。NYがボラタイルなので移動平均線にしています。
〇印の前回低迷していた2015年末(▼16.9が最大下落値)と今回(▼14.5)がほぼ同じ水準になっています。これはNYの2月数値が12.9でしたので、まだマイナス幅が小さいですが、3・4月の2ヶ月平均では▼28.2になりますので、今回のNY右側目盛り下限(▼25)を下抜くことになります。また、両者の相関を見る限り、ISMも来月以降は大きく下げていくと思われます。
下図はユーロドル円の日足チャートです。現在はBとAの1.0840〜1.1030で収斂中です。短期的に上下限を越えれば次はDとCの1.0780〜1.1085になりそうです。
ユーロドル円日足
下記は週足チャートです。
B(=1.0600)とA(=1.1140)のユーロ安トレンドライン内で推移しています。3月9日に1.1495まで高値を付けて、BとAのトレンドラインを上抜けましたが、2018年初の高値からの抵抗線に止められました。現在のCは1.1430にあります。
日足で外枠のレンジが1.0780〜1.1085ですので、これでも週足のAまでは届かないことになります。
(2020年4月15日11:20、1ユーロ=1.0985ドル)
ユーロドル円週足
1日も早い世界中からのコロナウィルス除去を祈念します。
オーダー/ポジション状況
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