ドル円日経平均下落につれ反落 安全資産としての円の役割回復か(3/26午前)

26日午前の東京市場でドル円は反落。

ドル円日経平均下落につれ反落 安全資産としての円の役割回復か(3/26午前)

ドル円日経平均下落につれ反落 安全資産としての円の役割回復か

26日午前の東京市場でドル円は反落。朝方の111円台前半での取引から8時以降にするすると下げ、10時過ぎに110.46の安値をつけた後、東京時間正午現在はやや戻し110.70-75レベルでの取引です。

本日も10時の公表仲値前後にかけドル円が下落しているのは、引き続き決算期末に向けての海外からの企業の資金還流が継続しているためと思われます。加えて昨晩小池都知事が都民に対して今週末の不要不急の外出自粛要請をしたことが嫌気され、日経平均は午前中一時900円超の下げとなり、再びリスク回避の円買いの動きも生じている模様です。
米国での大型緊急景気刺激策が可決される見込みとなり昨晩NYダウは495ドル続伸、流動性供給も拡充したことで、WHOのパンデミック宣言以来強まっていたドルキャッシュの需給ひっ迫が和らぎ、再び円は安全資産として動きや、米長期金利に対する反応を回復しつつあるようです。

テクニカルにはドル円に大きな変化はありませんが、本日ここまでの安値で一時一目均衡表の「雲」の上限を切る動きとなっています。このまま111円挟みの膠着が続くと来週前半には上昇トレンドラインともぶつかりそうな局面でもあり、本日この後ドル円が本格的に「雲」の中に切り込み110円を目指す動きを見せるか注目されます。

ドル円日経平均下落につれ反落 安全資産としての円の役割回復か

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