チャイナ・リスクに要警戒(2016年6月1日)

足元の人民元安と、

チャイナ・リスクに要警戒(2016年6月1日)

ドル円:6月1日のファンダメンタル分析

東京市場では強い株価も支えになってドル円、クロス円とも底堅い値動きとなりました。しかし、いっぽうで前日高値をトライするほどの勢いも無く、NY市場までは111円鋏で方向感のはっきりしない展開を続けました。NY市場では英国のEU離脱に関する直近の世論調査結果が発表され、離脱派が残留派をわずかとはいえ上回る結果となったことからポンドが急落。そこから派生してリスクオフで米株が下落、さらに原油も大幅安となり、ドル円は110円台半ばへの下押しとなりました。

ドル円:6月1日のテクニカル分析

ドル円は、111円台に乗せたものの4月日銀会合前の高値111.88レベルは強力なレジスタンスとして意識されていること、またここまでの調整の動きの中で円買いポジションはかなり減少し、短期筋は円売りに転じていると考えられることから、週末の米国雇用統計を前に、米国利上げ思惑だけで111円台を維持することは困難です。日経平均株価も17000円台に戻してきているものの、こちらもこのまま定着するには材料不足で、米株や原油の動きによっては調整が入る可能性があります。本日も昨夜の英国の世論調査結果が尾を引いて、全体的なリスクオフ傾向が継続すると見ていますので、ドル円は110.80レベルをレジスタンスに、110.20レベルをサポートとする流れを見ておきます。

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