ドル円じり安 新型肺炎拡大懸念再燃で再び109円割れ(1/30午前)

30日午前の東京市場でドル円は再び109円割れ。

ドル円じり安 新型肺炎拡大懸念再燃で再び109円割れ(1/30午前)

ドル円じり安 新型肺炎拡大懸念再燃で再び109円割れ

30日午前の東京市場でドル円は再び109円割れ。早朝には109円台前半で取引されていましたがほぼ一方向で値を下げ一時108.87の安値をつけた後、東京時間正午現在は108.90レベルでの取引です。市場では新型肺炎の感染拡大の経済への影響の懸念が再浮上、市場はリスクオフに傾いています。日経平均株価午前は365円安と大きく値を下げて終了しています。
昨日武漢から政府のチャーター便で帰国した日本人のうち3人が新型ウイルスに感染していると判明、うち2人は症状が無いことが伝わったことで、市場では改めて感染拡大のリスクの高さが認識されています。

昨晩の海外時間にドル円はFOMC前までは109円台前半での方向感のない取引が続きました。しかし、結果公表後の記者会見で、パウエル議長が「新型ウイルスの感染拡大は深刻な問題であり今後の成り行きを注視する」と経済への影響への不安感をにじませる発言をしたことで、市場はリスクオフに転じ、米株は上げを縮小、10年もの米国債利回りは1.60%を割り込みドル円は109円近辺に下落しました。

テクニカルにはドル円は昨晩からの下落で一目均衡表の「雲」からの浮上に失敗、基準線がらみで再び90日移動平均線に接近しています。
30日中国当局は国内の新型肺炎の感染者数が7,711件に達し、死者数も170人に増加したと発表。また、WHOは日本時間の今夜、緊急委員会を再度開催、新型ウイルスの感染拡大が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に当たるかどうかが再度検討される予定です。
今朝がたのパウエル発言も、十分予想される内容であったにも関わらずリスク回避につながったことを考えれば、もし、WHOが緊急事態を宣言することとなれば、一段のセンチメント悪化は避けられず、サポートの90日線(108.85)、「雲」下限(108.81)、200日移動平均線(108.47)、等を試しに行く動きに注意が必要です。WHOの会合は本日日本時間21:30より開催予定です。

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