米国第4四半期GDP速報値の予想
(今回発表予想)1月30日9時現在
本日、米国の第4四半期GDPの速報値、個人消費、コアPCEデフレータ等が発表されます。
第4四半期GDP予想数値は前期比年率+2.0%と3Qの+2.1%から小幅減速し、個人消費も3Qの+3.2%から+2.0%と下がる予想になっています。要因としては11月の感謝祭がカレンダー上で例年よりも1週間遅く、かつ気候も例年より暖かい冬となり消費が上がらなかったと分析しています。ただ、FRBは全体の流れでは消費は堅調推移すると予想しています。
またチャート(2)の前年比ベースは、2018年2Qをピークにまだ下落傾向を脱していません。今回予想値(前期比年率)+2.0%をベースに前年比を計算すると+2.3%となり、3Qの+2.1%よりは上昇します。今四半期が反発の兆しになるのか、低位安定になるのか2020年1Qの数値が重要になります。
同時に発表される第4四半期コアPCEは3Q+2.1%⇒4Q+1.6%(レンジ+1.4%〜+2.0%)と下がる予想になっています。
アトランタ連銀GDPナウは2020年1月28日現在までの4Q・GDPが+1.9%でしたが、1月29日現在は+1.7%と下方修正され、12月発表の指標があまり芳しくないことを示唆しています。年初は+2.3%程度でしたので、かなり下がっています。
相場は、昨日のFOMC予想時のチャートと全く変わっていません。狭いレンジは109円70銭〜80銭の抵抗線と108円70銭〜80銭のサポート間の約1円レンジで、短期委ドル高トレンドを形成しています。
上限は110円40銭、111円20銭の順に強い抵抗線が控えています。一方で、下値は108円30銭〜40銭と107円95銭のサポートで、後者抜いて終わると、ドル高トレンドが終了する可能性が高まります。
(1月30日10:00、1ドル=108円98銭、1ユーロ=1.1016米ドル)
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