ドル円方向感を模索する展開(週報2016年5月第五週)

今週は神経質な

ドル円方向感を模索する展開(週報2016年5月第五週)

ドル円:5月23日からの先週

23日は、前週末の引けの110.13で始まり、先ずはやや上戻して110.23をつけました。これが23日の高値になりました。その後、終日じりじりと下降を続け、NY 時間に、23日の安値109.10を付け、その後はそのまま横ばいで109.22で引けました。

24日は、23日とは反対に、前日引けの109.23で始まり、先ずはやや下押しして109.16をつけました。これが24日の安値になりました。その後、終日じりじりと上昇を続け、NY 時間に、24日の高値110.13を付け、その後はそのまま横ばいで109.99で引けました。

25日は、前日引けの109.98で始まり、110.19まで上戻し、109.88へ下押し、東京時間はじりじりと上昇を続け、25日の高値110.44をつけました。その後一転ドル売りになり110.06まで下押し、やや上戻して110.18で引けました。

26日は、前日引けの110.18で始まり、先ずはやや上戻して110.23をつけました。これが26日の高値になりました。その後、一気に26日の安値109.41まで下押ししました。その後、ドル買いになり、110.21まで上戻したあと、一転ドル売りになり109.53まで下押ししました。その後はそのまま横ばいで109.75で引けました。

27日は、前日引けの109.75で始まり、先ずは110.00まで上戻し、その後じりじりと下降を続け27日の安値109.46まで下押ししました。その後じりじりと上昇を続け、NY 時間に、27日高値の110.45をつけました。、その後はそのまま横ばいで110.34で引けました。

ドル円:5月30日からの今週

ポイント:伊勢志摩サミットを受けて具体的な政策が打ち出されるのか注目です。

CME通貨先物ポジション状況 5月24日時点
   (5月24日)   (5月17日)  (5月10日)
円     22059     58919     59047   
ユーロ   ▲37895    ▲22587   ▲21872   

シカゴIMM、投機・投資家筋のポジションで5月24 日付けのネットの円の買い持ち高は前週から大幅に減少し1月中旬以来で最小となりました。因みに、直近ネット円い持ち最高水準は、08年3/25 +65,920、04年2/6 +64499、過去最高ネット円売り持ち高は、07年6/26 -188,077
伊勢志摩サミットを受けて具体的な政策が打ち出されるのか注目です。
サミットで議題にもなった、先進国各国の財政政策、財政出動が、いつ、どんな形で実行されるのか
これを同市場が織り込むのかに注目です。
因みに消費税の10%への増税は延期されそうです。

テクニカルで見てみたいと思います。

先週は狭いレンジの中を方向を模索、
5月23日の 109.11 〜 110.24
5月24日の 109.16 〜 110.13
5月25日の 109.86 〜 110.44
5月26日の 109.41 〜 110.23
5月27日の 109.46 〜 110.45

テクニカルにみると、日足の一目均衡表で
先行スパン2が 111.75で 下降
実勢値     109.75 27日引け
先行スパン1が 109.74で 横ばい
転換線が    109.53で 上昇
基準線が    108.72で 横ばい
遅行スパン  102.57で 下降

テクニカル的には、非常に興味深い状況です。
下降してくる先行スパン1と2
片や実勢値は5月2日以降、高値・安値を徐々に切り上げてきています。
今、丁度この実勢値が先行スパン1と2を上抜けにかかっているのです。
しかも
この実勢値の動きを基準線がしっかり下値を支持しています。

予想レンジは、109.00~111.00 と見ます。

オーダー/ポジション状況

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