ドル円、週後半に控える重要イベントを前に方向感を見出しづらい展開(12/10朝)

9日(月)の外国為替市場でドル円は狭いレンジ内でもみ合う展開。

ドル円、週後半に控える重要イベントを前に方向感を見出しづらい展開(12/10朝)

ドル円、週後半に控える重要イベントを前に方向感を見出しづらい展開

海外時間の為替概況

9日(月)の外国為替市場でドル円は狭いレンジ内でもみ合う展開。欧州勢参入後に一時108.43まで下げ幅を広げるも、米ブルームバーグ社より、「トランプ米大統領と米下院民主党は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)を巡る非公式合意を目前にしている」と報じられると、108.68まで反発しました。もっとも、米FOMC(連邦公開市場委員会)やECB理事会、英国総選挙、対中関税第4弾発動期限を前に手控えムードも根強く、方向感を見出すには至らず。本稿執筆時点(日本時間5時現在)では108.65近辺で推移しております。

ユーロドル相場は方向感に欠ける展開。週後半に控える重要イベントを前に様子見ムードが根強く、狭いレンジ内での膠着相場が継続しました。欧州勢参入後に高値1.1078まで上昇した後、上記報道(USMCAを巡る非公式合意が目前)を受けたドル買いで1.1056まで下落し、本稿執筆時点(日本時間5時現在)では1.1065近辺で推移しております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円は重要イベントを前に方向感を見出しづらい時間帯が続いております。テクニカル的にも特筆すべきポイントはありませんでした。上方に控える一目均衡表転換線や基準線がレジスタンスとして機能する一方、下方に控える一目均衡表雲上限がサポートとして下支えするレンジ相場が確認できます。もっとも、ファンダメンタルズ的に見ると、@日米金融政策の方向性の違いや、Aトランプ米大統領の弾劾リスク、B米国ファンダメンタルズの不冴な結果、C米中合意の後ずれ観測、D世界的な貿易戦争勃発リスク、E英国を巡る先行き不安など、ドル安・円高に繋がり易い材料が今なおたくさん残存しており、リスクは依然下向きと判断できます。米中を巡るヘッドラインを睨みながらも、本日はやや反落リスクに警戒が必要でしょう。

本日の予想レンジ:108.20ー108.90

ドル円、週後半に控える重要イベントを前に方向感を見出しづらい展開

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る