ドル円:5月25日のファンダメンタル分析
東京市場ではまったく動意の無い展開が続きましたが、欧州市場に入り世論調査でEU残留派優勢と報じられると、ポンドが全通貨に対して大幅高。特に下げ足を強めているユーロポンドは0.77台半ばから0.76台前半へと急落、それをきっかけとしたユーロドルの売りが目立つ流れとなりました、ユーロドルでのユーロ売り(ドル買い)の動きがドル円では買い戻しのドル買いへとつながり、NY市場に入ってからは強い株価も手伝って110.13レベルへと上昇、引けにかけては110円挟みの水準へと若干押してのクローズとなりました。
ドル円:5月25日のテクニカル分析
ドル円は、今週に入り月曜には109.11レベルの安値を付けましたが、109円近辺では買いたい向きもいて目先は109円台前半の買いと110円台前半の売りとでバランスを取ってのサミット待ちとなった様子です。110円台では引き続き実需売りと、長期円高トレンドへの回帰を考えた売りオーダーとが見られ、このまま110円台をどんどん円安に向かう流れでもありません。サミットを前に景気改善策への期待から株価も底堅い展開となっているものの、今回も仙台G7同様、蓋を開けてみると高値でした、となる可能性もあります。本日も思惑的なドル買いの動きは出そうですが、直近高値を更新することは無いと見ています。109.75レベルをサポートに、110.25レベルをレジスタンスと、110円を挟んだ動きを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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