ドル円 米長期金利上昇につれ底値から反発(11/15午前)

15日午前の東京市場でドル円は底値から反発。

ドル円 米長期金利上昇につれ底値から反発(11/15午前)

ドル円 米長期金利上昇につれ底値から反発

15日午前の東京市場でドル円は底値から反発。昨晩海外市場でドル円が一時108.24まで売り込まれたことから、朝方は108円台前半で取引されましたが、海外での下落の要因となった米長期金利が上昇に転じたことでドル円も108円台半ばを回復。実需とみられる仲値にかけての買いも加わり東京時間正午現在は108.60-65レベルでの取引です。
午前中に米国家経済会議のクドロー委員長が米中貿易交渉の第一段階の合意について「取りまとめに近づいている」と発言したことで、買い戻しが先行していた日経平均株価は上げ幅を広げ、164円高で前場を終了、香港株も反発に転じています。

昨晩のドル円の下落は米長期金利の低下に加え英FT紙が米中の当局者が知的財産、農産物購入、追加関税撤回をめぐり議論を続けており、中国側が原因で数日中の合意成立は見込めないとする報道が原因。
テクニカルにはドル円は昨晩の下落で8月下旬からの上昇トレンドラインを108.50付近で下抜けてしまい、本日も108.60に上昇した同ラインに頭を抑えられた格好です。

一方で昨晩はFRBパウエル議長が昨日に続く議会証言で米経済を「スターエコノミー」と表現、景気後退の可能性が高まっていると考えられる理由は一切ないとの見方を示した他、クラリダ副議長も「米経済は最大限の雇用と物価安定を達成、もしくはそれに近い状態にある」と金融政策当局としては勝利宣言に近い発言をしており、市場のリスクセンチメントは改善しつつあります。

本日午後はアジア株の動向とドル円が上記ラインを回復し上昇トレンドに短時間で復帰できるかに注目です。今晩は米国でNY連銀景気指数や、小売売上高、鉱工業生産など重要な経済指標の発表が予定されていて、これらの数値がFRB正副議長の発言を裏付ける内容となった場合には、ドル円も再度上昇基調に転じるものと思われます。

ドル円 米長期金利上昇につれ底値から反発

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