ドル円高値圏から反落(10/16午前)

16日午前の東京市場でドル円は横ばい後に反落。

ドル円高値圏から反落(10/16午前)

ドル円高値圏から反落

16日午前の東京市場でドル円は横ばい後に反落。海外市場の株高、ドル高を受けてドル円は朝方108.80台の高値圏で推移していましたが、米下院で香港人権法が可決され、これに反発した中国が報復を示唆したことがリスクオンムードに水を差す形となり、株、ドル円ともにやや値を戻しています。ドル円は一時106.60まで下押ししたのち、東京時間正午現在は108.65-70レベルでの取引です。日経平均はザラバで年初来高値を約半年ぶりに更新、午前は338円高の22,545円で終了しています。

海外でのリスク選好ムードは主として金融ヘルスケア等企業決算が予想を上回ったことによるものです。また、英国のEU離脱に関し合意が成立するとの楽観的な見方も後押ししました。一方で、米中関係は、部分合意したと見られた部分の貿易交渉もやや綻びが見られており、さらに上記の人権法案の問題も加わりむしろ悪化傾向、一方向でのドル買いにストップをかけた形です。

テクニカルにはドル円は昨日まで5営業日連続の陽線引けでの強い上昇。現在109.07付近にある200日移動平均線をうかがう動きです。サポートは21日線、転換線基準線等の集中する107.60-70レベル。本日午後は前場引けにかけて再び値を伸ばしてきた日経平均の動向次第でドル円が109円や200日線を試すことができるかに注目です。

ドル円高値圏から反落

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