ドル円 午前はわずか15銭幅の小動き(10/2午前)

2日午前の東京市場でドル円は小動き終始。11:30までの値幅は107.64-76のわずか12銭にとどまり11:30現在は107.75レベルでの取引です。

ドル円 午前はわずか15銭幅の小動き(10/2午前)

ドル円 午前はわずか15銭幅の小動き

2日午前の東京市場でドル円は小動き終始。午前中の値幅は107.64-79のわずか15銭にとどまり正午現在は107.77レベルでの取引です。

昨晩の海外市場でドル円は序盤に108.47まで上昇したものの、注目された米9月のISM製造業景況指数が2009年6月以来の低水準となったことで急落。107.63まで下げてそのままの水準が現在まで継続しています。指標発表後プラス圏で推移していた米株も下落に転じ、これを受けた午前の日経平均は142円安と冴えません。
前回節目の50を割り込んだISM製造業指数の悪化は想定外で、市場の事前予想は50の回復だったのに対し結果は47.8と前回49.1よりもさらに景況感が悪化していることが観てとれる内容。すでにトランプ大統領は結果を受けて早速FRBとパウエル議長をツイッターで非難、利下げ圧力を強めています。

尚、今朝方北朝鮮は潜水艦発射型の弾道ミサイルを発射、内一発が日本の排他的経済水域に落下しましたが、為替市場は反応していません。

ISM製造業指数の悪化は米経済の先行きへの不安を募らせるものですが、単一の指標へのドル円の80銭強の下落はリアクションとしては相応のもので、いったんは材料消化されたものと考えられます。
テクニカルには昨日90日線をゴールデンクロスしたもののISMに圧され不発に終わった21日移動平均線が、本日107.65近辺で下値を支える形となっていることもドル円を底堅くしています。
今週は週末に雇用統計の発表を控え次第に為替市場の動きが鈍くなっていくことが見込まれる中、本日午後はドル円が21日線レベルを踏みとどまれるか注目されます。

ドル円 午前はわずか15銭幅の小動き

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