ドル円 一時上値を伸ばすも、株反落、米長期金利低下で失速(9/17午前)

17日午前の東京市場でドル円は高値更新後に反落。

ドル円 一時上値を伸ばすも、株反落、米長期金利低下で失速(9/17午前)

ドル円 一時上値を伸ばすも、株反落、米長期金利低下で失速

17日午前の東京市場でドル円は高値更新後に反落。
朝方マイナス圏で始まった日経平均株価が急伸したことに伴いドル円も108.37と8/1以来の高値を更新しました。しかし、その後始まった香港、中国等の株式市場が軟調に推移したことで日本株も勢いを失い、また、14日のサウジアラビアの石油施設への攻撃による地政学リスクがくすぶる中、米国債が買われたことにより米10年もの国債利回りが1.81%台に低下。ドル円は上昇の勢いを失い東京時間12:00現在は108.15-20レベルでの取引です。午前の日経平均株価終値は23円安の21,964円、今週は週末にかけFOMC、日銀政策決定会合などの重要イベントが控えていることもあり、週明けは各市場ともに様子見気分の強い静かな取引となっています。

テクニカルにはドル円は8/1高値109.32からの下落の76.4%戻し108.17付近での取引が続きます。ただ上昇スピードは鈍ったものの、上値は伸ばしていること、下方向には90移動平均線(107.79)、転換線(107.35)、一目均衡表の「雲」上限(107.18)等サポートが多いのに対し、上方向は109.32まで目立った抵抗がないことから、どちらかといえば円安方向のリスクが高そうです。

ドル円 一時上値を伸ばすも、株反落、米長期金利低下で失速

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