円安基調を維持できるかは懐疑的(2016年5月11日)

麻生財務相の

円安基調を維持できるかは懐疑的(2016年5月11日)

テーマ: 円安基調を維持できるかは懐疑的

昨日も前日に続いて円安が進行する一日となり、東京前場から株価とともに株高、円安とこれまでの動きに対する巻き返しが目立つ展開となりました。実現可能性は乏しいと考えられるものの、麻生財務相が繰り返し円売り介入も考えているとの発言も円売りに作用していたようです。海外市場に移ってからも円安の動きは収まらず、目立った材料も無い中、ポジション調整が一段と進み、ドル円が109.35レベル、ユーロ円も124.44レベルの高値をつけ、それぞれ円安値圏でのクローズとなりました。

ドル円:5月11日のテクニカル分析

ドル円は、4月日銀会合直前の高値111.88レベルとGW中に付けた安値105.55レベルの半値にあたる108.72レベルをクリアし、61.8%戻しにあたる109.46にも近づく動きとなりました。長期的な円高の流れにはいまだ変化は無いものの、105円台半ばまで下げテクニカルなターゲットをほぼ達成した直近の動きに対する調整としても、いったんはよいところまで戻したのではないかと考えられます。109円台後半から110円にかけてはドル売りオーダーも残っていると考えられ、本日以降は再び戻り売りが出やすい状態となってきたと考えられます。本日は、109.40レベルをレジスタンスに、108.70レベルをサポートする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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