ドル円一時106円台、日経平均下げ幅500円超(8/2午前)

2日午前の東京市場は昨晩のトランプ発言に荒れ模様。

ドル円一時106円台、日経平均下げ幅500円超(8/2午前)

ドル円一時106円台、日経平均下げ幅500円超

2日午前の東京市場は昨晩のトランプ発言に荒れ模様。ドル円は一時107円を割り込み、安値106.85をつけた後東京時間12:00現在は107.06レベルで取引されています。日経平均の午前の終値は509円安で21,000円割れ寸前。米10年もの国債利回りは昨日の同時間帯に比べ、0.18%も低い1.87%台に下落しています。
昨日5月末来の109円のせを示現し、上値を目指す展開だったドル円は、トランプ大統領の突然の中国に対する追加関税実施発言に急落に転じ、NYダウも280ドル安で終了、米国債は急上昇するなど一瞬にして全てがリスクオフに転じることとなりました。

さらに本日午前中にはトランプ大統領が本日日本時間午前2:45にEUとの貿易に関する発表を行うとの予定をホワイトハウスが公表。ユーロが下落したことからユーロ円は1/3のドル円のスパイクによる安値を下回る118.47まで値を下げています。
トランプ大統領はFRBに十分な金融緩和による予防措置を講じさせてから貿易戦争を再開させたかったものと見え、結果的にFRBの利下げが穏当なものにとどまったものの、それにはお構いなく攻撃を再開したということのようです。

世界中の中央銀行が貿易摩擦による景気後退を懸念するなかでのなりふり構わぬ貿易戦争の再開に市場はリスクオフ一色、EUに対して今晩どのような措置が発表されるのか注目されます。今後日本に対しても為替面を含めて厳しい要求を突きつけてくる可能性があり、ドル円ではドルを買えない状況です。

テクニカルには昨晩からの下落でドル円は21日移動平均線、基準線、転換線をいずれも下回り、6/25安値106.78に迫る勢いです。ここを下抜けると、ドル円もユーロ円同様1/3急落時の安値104.56を目指す動きとなりそうです。午後の市場では日経平均など本邦株価の動向と、中国の対抗策等の反応に要注意です。

ドル円一時106円台、日経平均下げ幅500円超

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