ドル円強含み、株高が追い風となり108円台を回復
23日午前の東京市場でドル円は強含み。朝方一時107.83まで低下する局面もありましたが、本邦株式市場開始直後から日経平均が上昇したことから、円もつれ安となり108円台を回復、東京時間11:30現在は108.02レベルで取引されています。日経平均午前の終値は201円高の21,618円でした。
昨日トランプ大統領が再度FRBに対して強く利下げを促す発言をしたことから、市場では今月末の大幅利下げへの思惑が強まっており、このことが米株価を押し上げ、本邦株式市場とドル円への追い風ともなっています。
またトランプ大統領が今朝方「2年間の債務上限の適用停止と歳出増加が超党派で合意された」と発言したことも、ドル円の支援材料です。
今週は本日が英国保守党新党首の発表、木曜にはECB理事会と欧州を中心にイベントが控えていること、来週にはFOMCも開催されることから、ドル円も当面は株価と米金利を睨みながらの神経質な動きとなりそうです。
テクニカルにはドル円は週末からの上昇で21日移動平均線がらみの水準まで回復してきています。ただ、一方で下降して来た転換線が基準線に接近してきており、いわゆる「逆転」が生じる可能性があり、引き続き下方向のリスクにも一応注意が必要です。
この後15:00には本邦6月の工作機械受注確報の発表があります。
ドル円日足
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