ドル円じり安推移 G20開幕 日米首脳会談は無難に通過か(6/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は107円台後半をじり安推移。

ドル円じり安推移 G20開幕 日米首脳会談は無難に通過か(6/28午前)

ドル円じり安推移 G20開幕 日米首脳会談は無難に通過か

28日午前の東京市場でドル円は107円台後半をじり安推移。
昨日午前中には香港紙の「米中貿易戦争の一時休戦」報道で108円台を回復したドル円でしたが、夜間にクドローNEC委員長が対中追加関税を進める可能性に言及、また米ウォールストリートジャーナル誌が「中国がファーウェイに対する貿易禁止措置の撤回を要求する見込み」と伝えたことから、米中協議への安心感が後退。海外時間に108円を割り込み、107円台後半でアジア時間を迎えています。

本日午前中は明日の米中首脳会談への不透明感が再び強まったことで、アジアの主要株式市場が軟調に推移し、日経平均株価も前場を117円安の21,220円で終了しています。ドル円は一時107.56まで下げて正午現在は107.60-65レベルでの取引です。

先ほどG20大阪サミットが2日間の予定で開幕。本日は世界経済の課題、自由貿易等について討議が行われる予定です。
それに先立ち本日朝方には日米印3ヶ国による首脳会談が開催され、トランプ大統領は両国の対米投資に関連し、「非常に大きな発表をすることになる」との見通しを示しています。日本側からは会談後に、日米安保の見直しへの言及は無く、貿易交渉に関しては本日午後に閣僚級会合を実施、早期の成果達成に向け交渉を継続することを確認したとの報告があり、為替についても一切言及が無かったと伝えられています。

本日の日米間の首脳会談に関しては、日本から工場建設等の米国での新規投資を米側に示すことで無難にかわした印象。為替市場の関心は引き続き明日の米中首脳会談に集中しており、ドル円は本日午後も基本的には現レンジ付近での様子見気分の強い展開となりそうです。

ドル円じり安推移 G20開幕 日米首脳会談は無難に通過か

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