米6月NY連銀製造業景況指数の予想
(今回発表予想)2019年6月17日12時現在予想
本日21時半に、NY連銀製造業景況指数が発表されます。
5月のNY連銀製造業景況指数は予想を大きく上回る数値になりました。
今回6月分の予想は前月実績よりは下がりますが11.0となっています。
前月大きく上振れしましたが、まだ製造業の下落基調は変わっていません。
NY連銀製造業景況指数(青)と移動平均(オレンジ)黒より右は今回予想
チャートをみると2017年6月以降2018年11月まで概ね18〜30迄で推移していましたが、昨年12月以降の最大値は先月の17.8に留まっており、製造業の先行きセンチメントは依然悪いままです。
また、予想レンジも上限が5〜15ですが、20を越える数値かマイナスになるとドルに影響がでてきそうです。大きく予想が振れると、今週央のFOMCにもある程度の影響がでてくると思われます。
ISM製造業景況指数とNY連銀製造業景況指数の移動平均線
(NY連銀製造業景況指数は6月予想値を加味した移動平均線)
月々で若干の上下はありますが、ほぼ相関しています。5月のISM製造業指数は4月52.8⇒5月52.1となり、ISM指数自体はまだ下降を続けていますが、NY連銀製造業景況指数の移動平均線は上昇傾向になっているので、7月1日発表のISM製造業景況指数は5月よりも上がることが期待されます。大きく戻る訳ではないですが、下落基調には歯止めがかかる可能性があります。従いまして、明日予想通りかそれ以上ならば、米経済の製造業は巡航速度を守っている感じになります。
ドル円は先週1週間でも108円16銭〜80銭レンジの小幅となり、小動きに終始しました。
FOMCまではこのレンジを踏襲しそうです。もし今日のNY連銀指数が非常に悪い場合、107円80銭〜90銭サポートを守れるか、逆に非常に良かった場合でも109円20銭〜30銭の抵抗線を越えられるか否かになります。それでも終値ベースで108円16銭〜80銭のレンジ内に戻ると、FOMC待ちになりそうです。
(6月17日 14:30 1ユーロ=1.1215ドル、1ドル=108円61銭)
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