ドル円 好調な経済指標にドルの買い戻し優勢(5/17朝)

16日の海外市場でドル円は続伸。

ドル円 好調な経済指標にドルの買い戻し優勢(5/17朝)

ドル円 好調な経済指標にドルの買い戻し優勢

海外時間の為替概況

16日の海外市場でドル円は続伸。米国時間に発表された米4月住宅着工件数(結果123.5万件、予想120.5万件)、米新規失業保険申請件数(結果21.2万件、予想22.0万件)、米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数(結果16.0、予想9.0)など一連の米国経済指標が軒並み良好な結果を示したことで、「米経済に対する悲観的な見方の後退→米株高・米金利上昇→ドル高」の好循環が見られました。ここ数日のトランプ米大統領の発言などを受けて米中貿易摩擦や自動車輸入関税を巡る緊張感が幾分和らいでいることも、ドル円を押し上げる結果に繋がりました。週初に付けた高値109.84を上回ると、NY時間には一時109.96まで上昇する場面も見られました。しかし、110円手前では戻り売り意欲も根強く、伸び悩むと、引けにかけて再び反落。結局109.85付近まで押し下げられてのクローズとなっております。

一方、昨日のユーロドル相場は終始軟調な値動き。欧州経済を巡る先行き不安や、イタリアの財政悪化懸念に加えて、良好な米経済指標を反映した「ドル高」がユーロドルを押し下げた格好です。NY時間終盤にかけては、一時1.1166まで下げ幅を広げるなど、約10日ぶり安値を更新しております。

ドル円のテクニカル分析

ドル円は一時109.96まで上値を伸ばすなど、110円を試す動きが見られました。テクニカル的には、強い売りシグナルを表す三役逆転(日足)が続いていることから、米中貿易摩擦に端を発したドル安・円高トレンドは継続していると整理できます。しかし、昨日は強い下落トレンドを表すバンドウォーク(ボリンジャーバンド下限に沿って下落)からの上放れが確認されており、一時的な調整局面を迎える可能性も十分あります。昨日も指摘いたしましたが、ドル円はこの4日間(5/13安値109.02→5/14安値109.14→5/15安値109.16→5/16安値109.33)と日々下値を切り上げており、安値圏での突っ込み売りが危険な状況となってきました。

米中貿易摩擦を巡るヘッドラインや為替報告書、朝鮮半島及び中東を巡る地政学的リスクなど不確実要素はくすぶるものの、本日はひとまず上値余地を探る展開となりそうです。心理的節目110円丁度には一目均衡表転換線も走っており、同水準を上抜ければ、110.30付近に控える一目均衡表雲下限を試す展開も視野に入ります。週末を前にポジション調整的なショートカバーも警戒される中、本日はひとまず「ドル買い・円売り」に注意が必要でしょう。

ドル円 好調な経済指標にドルの買い戻し優勢

ドル円日足

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