ドル円レンジ継続か、大詰めを迎える米中協議注視(4/4夕)

4日の東京市場は、膠着相場。111円台前半を中心とした極めて狭いレンジ取引で、方向性はほぼうかがえなかった。

ドル円レンジ継続か、大詰めを迎える米中協議注視(4/4夕)

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4日の東京市場は、膠着相場。111円台前半を中心とした極めて狭いレンジ取引で、方向性はほぼうかがえなかった。

ドル円は111.45円前後で寄り付いたものの、動意らしい動意なし。実際、終日を通した値動きは111.35-55円といった20ポイントほどにとどまっている。16時時点では111.35-40円で推移、欧米時間を迎えていた。
なお、為替市場はドル円以外の動きも全般的に鈍いなか、仮想通貨は本日も荒れもよう。ビットコインは前日の流れを継ぎ当初は堅調推移。早朝には5200ドル台後半まで値を上げたが、そこから突然急落すると4800ドル台へ。そののち、再び買い進まれると5000ドル台回復というなかなか激しい乱高下をたどっていた。

一方、材料的に注視されていたものは、「英国情勢」と「米中通商協議」について。
前者は、英下院が「EU離脱めぐる示唆的投票の追加実施案を否決」されるなか、メイ英首相から「5月22日のEU離脱が可能になる合意を目指す」との発言が聞かれている。しかし、スカイニュース「英中銀総裁は『合意なき離脱リスクが高い』と発言」、ブルームバーグ「EU、英の長期離脱延期がもっともあり得る展開と認識」、英紙タイムズ「メイ氏と労働党の協議、不調に終わる公算大」−−などといった悲観的な発言や報道が観測され、依然として前途多難な様子だ。
対して後者は、前日に続き米NEC委員長から「米中通商協議は進展している」との楽観的な見通しが聞かれたほか、米WHは「トランプ米大統領が4日に中国副首相と会談」、米NEC委員長「米中通商協議は5日まで3日間の予定から延長も」といった発言や発表も聞かれていた。

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ドルは戻り歩調にあり、実際高原推移を続けているのだが、如何せん上値も重い。
テクニカルには111円半ばに位置する移動平均の200日線をしっかりと越えていけない状況だ。本日も、同レベルをめぐる攻防には要注意。抜けていけば、当然112円台回復が視界内に捉えられることになろうが、トライが失敗に終わると、本格的な調整の動きから、逆に111円割れトライといった展開をたどる可能性も否定できない。
材料的に見た場合、5日までの日程で実施される「米中閣僚級通商交渉」に注目。トランプ米大統領やクドローNEC委員長から「協議は進展している」とする楽観的な発言が相次いでおり、マーケットは期待感が先行しているが、実際のところは果たしてどうか。ちなみに、米紙WSJは「トランプ米大統領は4日、中国の習国家主席との首脳会談の予定を明らかにし、米中貿易協議が合意に近づいていることを示唆する可能性がある」と報じており、事実とすればひとつのヤマ場を迎えることにもなりそうだ。

テクニカルに見た場合、基調はドル高方向にバイアスが掛かるものの、上値も重い。事実、111円半ばに位置する移動平均の200日線を、しっかりとは越えられない状況が続いている。本日も、まずは同レベルをめぐる攻防に注目だ。
ただ、仮に越えられないばかりか、1日欧米時間以降ドルの下値を支えてきた111.20円レベルをクリアに下回ると、下値余地が拡大しかねない。今週安値も位置する110.70-80円がターゲットとなるだろう。

一方、材料的に見た場合、週間ベースの新規失業保険申請件数といった米経済指標が発表されるものの、関心は総じて低く原則ノーインパクトか。ただ、ウィリアムズNY連銀総裁の講演原稿公表やメスター・クリーブランド連銀総裁の講演などが予定されており、それらには一応要注意。
そのほか、米国ファクターとしては、先で指摘した「米中閣僚級の通商協議」への関心が高く、またWSJによる報道も気に掛かる。様々な材料をにらみつつ、動きにくそうな雰囲気もうかがえるが、油断をしていると足をすくわれることになるかもしれない。

そんな本日欧米時間のドル円予想レンジは、111.00-111.80円。ドル高・円安方向は、移動平均の200日線も近い、昨日記録したドル高値の111.55-60円が最初の抵抗。超えた場合には112円台回復、112.13円の年初来高値もターゲットに。
対するドル安・円高方向は、昨日安値である111.20円レベルの攻防にまずは注視。割り込むようだと、110.70-80円が意識されそうだ。

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ドル円日足

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