ドル円:4月22日のファンダメンタル分析
昨日はECB理事会までは主要3通貨ペアともに小動きに終始していました。理事会自体も前回の追加緩和の効果を見極めている段階にあり、ドラギ総裁会見もサプライズは無いだろうというのが大方の見方でした。結果は現状維持、総裁会見もサプライズ無しということでイベント通過後はユーロ買いが先行、一時1.1398レベルと前日高値を上回る水準まで買われましたが、波乱はそこから。高値更新後に徐々に上値が重くなると急速に売りが強まり、ストップオーダーも巻き込みながらあっという間に上昇前の水準への押しが入る荒っぽい値動き。リビアの原油増産の噂から原油価格が下げ、NYダウも売りが強まり、ここ2日の上げ幅を失っての引けとなりました。ユーロは、そのまま上値が重たいクローズとなり、ドル円はNYダウの動きを見ながらじり安で引けています。
ドル円:4月22日のテクニカル分析
ドル円は、値幅こそ狭かったものの110円の大台を目前にして、実需筋の売りオーダーが控えていることもあって連日上値を抑えられたこと、またNYダウが反落したこともあって週末前のポジション調整が入った印象です。長期的な円高トレンドの中で、短期的な円安トレンドとなっていましたが、大台を前に踊り場を作る流れとなってきました。その後、再び大台をトライするか、あるいは反落するか次の大きなイベントは来週の日銀金融政策決定会合です。本日のところはドル円に関しては方向感が出にくく、109.20レベルをサポートに、109.70レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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