ドラギECB総裁定例理事会後の会見(2016/04/21)

ドラギECB総裁は21日、定例理事会後の会見で 「金利は現行またはそれ以下の水準が長期続く」

ドラギECB総裁定例理事会後の会見(2016/04/21)

ドラギECB総裁、定例理事会後の会見

「ドラギECB総裁、定例理事会後の会見」

ドラギECB総裁は21日、定例理事会後の会見で
「ユーロの金利は現行またはそれ以下の水準で長期間続く」
「必要に応じて全ての手段を利用する」
「ユーロ圏の景気見通しに対するリスクは下振れに傾いている」
との3点を述べました。

この発言を受けて
ユーロドルは一段高、一時1.1400手前の1.1398まで急伸した後、1.1380前後で堅調推移しています。

今日のこのドラギ総裁の発言内容で、何故ユーロが買われているかというと、先週のメルケル独首相発言があります。
メルケル独首相は、ユーロ圏の経済成長力を押し上げるために、ECBに対して利下げを促すかのような発言をしていたので、今回ドラギ総裁が金利引き下げ、追加緩和を示唆しない場合には、市場はユーロ買いとの準備・織り込みをしていたからです。

ドラギ総裁の言葉を引用すれば、
「景気回復は続くだろう」とし
「ユーロ圏の金融状況は幅広く改善している。主に銀行システムを通じた企業や家計への金融政策刺激の伝達も強まっている」とも述べました。

ただその後、
1.1380前後から一気に1.1276まで下落、そして1.13挟みで推移です。
ECBを通過して、まずショートカバーが先行したものの、
1.ドラギ総裁は会合後の会見で、世界経済への不透明感から成長の見通しは引き続き下方だと指摘、
2.今後数か月インフレがマイナスに落ち込む可能性を示唆。
3.インフレ、回復を支持するため必要である限り量的緩和を継続する方針を再確認した流れで
市場はやはり、売り優先と判断しています。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る