ユーロドル 動意薄く狭いレンジでの取引(2/8夕)

8日の東京市場でユーロドルは1.13台前半で横這い推移。

ユーロドル 動意薄く狭いレンジでの取引(2/8夕)

ユーロドル 動意薄く狭いレンジでの取引

8日の東京市場でユーロドルは1.13台前半で横這い推移。
日中の値幅は1.1334-46の12pipsと最近の膠着相場の中でも極端に値動きの乏しい展開となりました。夕刻欧州勢参入後はやや下値を広げたものの1.1323までで反発し、東京時間19:30現在は1.1335レベルでの取引です。
    
昨晩の海外市場では欧州委員会や英中銀が域内の経済見通しを相次ぎ下方修正。これを受けて欧州株は序盤からほぼ全面安となり、ユーロドルも欧州時間に1.1325の安値をつけました。しかし、その後米CNBCが米中首脳会談の月内実施見送りを報道、後にトランプ大統領も直接これを確認したことで、米欧双方に悪材料が出た形となりユーロドルは1.13台前半で方向感を無くしたままアジア時間を迎えました。

本日はあまり材料の無い中ですが、欧州の景気先行不透明感に夕刻ドイツの10年物国債利回りが一時0.1%を割り込む動きとなっていること、予想通りとはいえ英国のメイ首相のEU離脱協定見直し申し入れをEU側が拒否し離脱交渉が暗礁に乗り上げたことなどが、ユーロにとって重石となっています。

テクニカルには先ほど前日安値1,1325を割り込んだことでユーロドルは6営業日連続での下値拡大が確定。また、水準的にも昨晩の下げで、本日は一目均衡表の「雲」の下での推移となっています。さらに1月末に一旦90日移動平均線を上抜けた21日移動平均線が本日再び同水準まで低下してきており、終値次第ではデッドクロスしそうなことも売り材料です。

ユーロドルの当面の下値目途はフィギュアの1.1300と1月24日安値の1.1290。その水準を下抜けると中期レンジの下限である1.1216-67エリアを試すこととなります。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移、今晩この後海外市場で重要な指標等の経済イベントは予定されていません。

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ユーロドル日足

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